歳三嘆きの松



江差町の町中。
旧桧山爾志郡役所の傍らに生えています。
小高い坂の上なので、ちょうど江差港を見渡せる場所です。



榎本軍の切り札であった軍艦開陽丸。
その開陽丸が、1866年11月16日、江差の沖で悪天候のため座礁。
松前藩兵を追って江差に入った土方歳三が、高台に位置するこの桧山奉行所から、
江差の海に沈んでいく開陽の姿を目にする事になるのです。
無念の思いで見つめていた土方が、この松を叩いて口惜しがったのです。
幹には拳大の木瘤があり、それが土方が叩いた跡だと伝わっています。
(2007年1月20日UP)

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